うさミミ!~兄と王子と幼なじみと~「ヲタは××できないなんて、言わせないんだから!」(仮)



「え、まじ?」


目、光ってるよ咲……。



「冗談だってば。てかいつも覗いてくんのやめてよね」


風呂の窓が開くのってけっこうホラーなんだから!←怖いの苦手



「んだよ~ついこの前まで一緒に入ってたじゃん」



あ~そういえばそうだったかな~。


「っていつの話してんの!」



咲の中では幼少時代は“ついこの前”らしい。


まぁあり得るよ、咲だもんね。


「咲、それセーブしといてね!進めないでね!」


PCを指さし、散々忠告してれっつらご~。






脱衣所へ行くと、おにぃがいた。


洗面台を占領して、なにやら髪の毛をいじっている。




「おにぃ、あたし風呂入る」


「だからどうした」



え、いいの?


「目の前で全裸になるよ?」


「どーぞ。お前の裸体には興味ねぇ」



じゃあ遠慮なく脱ぎますが。


「ははーん。おにぃこれからデートでしょ?」



「………。お前には関係ねぇ」


いま一瞬間があったよね!


「彼女どんな!?」


「お前とは正反対の性格も外見も美人なやつだよ」



あ~そうですか。


そしてもう下着のみのあたし。


ブラを外そうとしたら、


「お前、部屋に男連れ込んでんだろ?」




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