すたにゅら☆【BL】


龍ちゃんは昨日のことを聞いたりしなかった。

聞くような男には見えないし、当たり前といえば当たり前だよな。

「広次さん!いくら休みだからって食べるの遅いですよ!」

もぎゅもぎゅとご飯を噛んでいると龍ちゃんに注意された。

「・・・ゴメン」

「大地君の方が早く食べ終わってますよ!?」

ちょっとだけ怒っている龍ちゃんを宥めるように大地がまあまあと言った。

「龍ちゃん、パパ、毎朝食べるのだけは遅いの。てーけつあつってやつだよ」

確かに僕は低血圧だけど・・・。

誰に習ったんだか・・・・・・。

「低血圧!?そうだったんですか!すみません!!!!」

いや、謝られても・・・・・・。

「その、起床からずいぶんたってるから低血圧関係ないですよ、今朝は」

僕は本当のことを言った。


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