*GAME*
語り
ピンポーン………。
なにょ。
今度は?
時刻は12時を過ぎていて、その時間に誰が来る?
あたしにとってその人物は1人しかいない。
がちゃ……
「よっ★」
「なに?
木葉……もぅ、ぉねむなんだけど……」
木葉の顔がどんどん
しょげていく一方。
ブーブーブーッ……
携帯のバイブが鳴って
なにも喋ってなかったからか、だいぶ
バイブの音は大きくあたしらの耳に届く。
徐々に木葉の顔も
笑顔になっていく。