*Rainy*

そして、すたすたと歩きだす。



ま、待って!





「カズタカ君っ!!」



思わず追い掛けて、左腕を取ったけど振りほどかれる。



「本当にすみません。
今は…シズクさんとは話したくありません。お仕事で疲れてるのに連れ回してすみませんでした。」





冷たい顔でそう言って、改札をくぐり消えていった。





待ってよ、カズタカ君。





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