ひとりぼっちなんかじゃない。

はじまり

病院を出て数分後。
雨が降ってきた

けどそのまま長い間雨にうたれながら
とぼとぼ歩いていた

もうちょっとで家って時に…

「ちとせ…?」

誰かに呼ばれた気がしたけど
父を亡くしたショックで
ちとせの耳には届かなかった。

「ちょっちとせ・・・!!」

「…ぇ」

この声は…。

「お前っ傘は?」

「ない」

「・・・はぁ?」とか言ってるこの人は

いとこの篠田れお
家も隣で昔から仲がいい。

「てか風邪ひくぞ、家、入れよ」

「ぅん」

なつかしいな・・・。
久しぶりに来た。

相変わらずいい匂いするなぁ。

「で…何があったんだ?」

「…お父さん…死んじゃった」

「…え…お前、これからどうするんだよ」

「学校やめて1人でなんとか頑張るよ・・・」
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