独身マン
レレレのレ
月曜日。



正義は重たいまぶたを無理やりこじ開けて起きた。 既に3度寝している。



(あ~。 仕事行きたくね~)



絶対Newタイプのうつ病だよ。 そうぶつぶつ言いながら、正義は朝飯も食べずに出勤した。



(あ~! そうだ。 土曜日さえちゃんと遊んだんだ! どうしよ~! なに話せばいいんだろ~?! シカトされたらイヤだなぁ・・・)



なんて考えているうちに職場へ。 さえの姿は既に事務所の中。 邪魔な英もいる。 とりあえず正義は、英を盾に話し掛けた。



「おはよ~」


「おはようございます」



相変わらずさわやかな笑顔の英。 隣でさえも微笑み「おはようございます」といった。



(ホ。 嫌われてはいなさそうだ)



だから調子に乗って話す。



「今日も寒いね~」


「そうですね」



答えたのは英だけ。 既にさえは仕事を黙々としている。



(チェ。 話したいのにな~)



正義はさえと2人っきりになるチャンスがないか、時を待つことにした。
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