pinkな関係 桃華×悠【完結】
room6 Sat.3
バタンとドアの閉まる音がすると、タクシーは勢いよく発車した



「どっち?」



あたしはなにも言わずに歩き出す




さっきの飛田悠の言葉が気になって仕方なかった



たしかに好きっていったよね?

どうゆういこと?

好きってどうゆう好き?

こいつがあたしを好き?



いや・・・ないない。


学園のアイドルだよ?

ファンクラブもあるほどモテる男

遊びの女だってたくさんいるはず。



じゃぁなんの好き?

そうゆう女が好き?

あ、こいつにとってはたいした意味も含まない好き?




「桃華?」



「ふぇ?」

うわぁ変な声出しちゃったじゃんっ



「なにブツブツ言ってんの?」



足を止めると、自分のマンションの前に着いていた

< 45 / 326 >

この作品をシェア

pagetop