振り向いてッ!




「黎哉くんだぁ!!」

ガバッと黎哉くんに抱きつき、微笑むとぷいと顔を逸らされた。

「なんで顔逸らすの??」

「……別に」

「黎哉くんはあたしの事キライ??」

「……は?」

いきなり声のトーンが下げた黎哉に、宇魅は泣きそうな顔をした。

それを見た黎哉は頭をポリポリと掻きながら

「…好き……だょ」



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