甘口恋モード
第一章
1
「留美っー、おはよー!」
「おはようっ!綾ちゃん」
私、宮下 留美。
今日も大好きな友達に恵まれ幸せです。
「ちょっと留美、何ぼっーとしてんのよ」
話しかけてくれてるこの子は、私の大親友の 高城 綾 ちゃんです。
かなりキレイだし、かなり優しいし、かなりモテます。
なんだか妬けてきます。
「ちょっと、そろそろ聞かないと鼻つまむわよ」
「ごっ、ごめんなさいっ!」
「すぐ自分の世界にはいるんだから(笑)」
ほんと、私の悪い癖なんだよなー。