恋愛中学生
ドキドキを隠すために。
かっこよすぎて…。
友也ずるいよ……。
反則だよ…その笑顔。
「…に、睨むな!優美亜は身長がちっこいから」
はぁ?
何で小さいと睨んじゃダメなのよ!
意味不明だよ。
「なんでよ。私のコト…ナメてるだろ!」
私は友也をまた睨んだ。
あれ?
友也顔が真っ赤。
私といて、ドキドキしてるのかな…。
「友也?顔が真っ赤」
私はからかうように言った。
「…優美亜が悪い。…上目遣いになってんの!」
はいぃぃぃ!?!?!
あっ!!だからか!!
やっと分かった。
私さぁ…友也よりチビだから、友也の顔見るのに上向くからか…。
だから、睨んでるつもりでも上目遣いになってると。
あー……。
やっちまったな!
「ふ、ふーん?じゃあもう睨まないよーだ!べー!!」
「へっ。バカだな。そんなコトしてもかわいいだけ!じゃっ。またあとでな」
…!!!!!!!!!
かわいい…??
キューン…。友也…。
お世辞でも嬉しいよ♪
てか、家の前に着いてたんだ。

―ピンポーン…
今、友也ん家のインターホンを鳴らした。
なんかドキドキする。
友也の親がいたらちゃんと挨拶しなきゃ。
―ガチャっ
!!!!!!!!!
パニクる私。
出てきたのは…
「あっ!優美亜ちゃん!」
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