恋愛中学生

☆あの出来事の理由と×× side☆優美亜

あの日からも、私たちは普通に話したりしてる。
でも……何でかな?
胸がすごく苦しいよ…。
あの日が頭に焼きつく。

「優美亜?ちょっと…」
友也が手招きしてる。
「はいは〜い」
友也の元に行くと、
「屋上で話そ?」
「………」
黙り込む私。
友也と2人きりになるのは怖い…。
しかも、屋上とか…。
「…安心して?変なコトしないから…」
友也が微笑む。
この笑顔は安心できる。
「…わかった」
友也に手を引かれながら歩く。

屋上に着いた。
ドクン…ドクン…
今日はドキドキしない。
そりゃあ…あんなコトされたら、信用できなくなる。
「なぁ、優美亜?オレのコト嫌いになっちゃった?」
ドクン……
何て言えばいいの?
ムリ…言葉が見つかんない。
「…。やっぱり…。あんなコトしたら、嫌うよな…」
友也…。
私は君が好きだよ…。
でもね…
あんなコトされたらね…友也が怖くて怖くて…。

気づけば私の頬には涙が流れる。
「ふぇっ…友也ぁ…好き…友達として…グスっでも怖くて怖くて…」

―ギュッ

えっ??
友也??
温かい…
あの日と違って…
「ごめんな…理性がぶっ壊れて…あんな怖い目にあわせて…オレも好きなんだよ…恋愛としてだよ…」
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