【改正版】好きと言わせて...。
しばらく作業を続けていると、急に頭が重くなった。



「う"」




「よぉ、進んでるか?」




「龍。」




急に頭が重くなったのは、龍があたしの頭の上に腕を乗せ体重をかけたからみたい。




「んー、ぼちぼち。」




あたしはさりげなく怪我した指を隠した。




「ん?お前、今なんか隠しただろ?」




さりげなく隠したつもりが龍に気付かれてしまった。



「べ、別に。何も隠してないよ!」




昨日あれだけ大きなこと言ったのに、怪我してるの知られたら龍になんて言われるか・・・・




何がなんでも隠し通さないと!




「嘘つけ。手出してみろ。」




「うわっ」




龍にぐいっと引っ張られたあたしの怪我をした手は、呆気なく龍の前に姿を現した。





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