Reality~切ない恋の唄~
目元が見えなくなるほど深くかぶった帽子に、
口を隠すように巻いたマフラー。

一歩間違うと、不審人物だ…。



足音を立てないようにスクールに近づく。

今日はまだレッスンしてるみたい。

明かりがついていて、
人の出入りもある。



自分はもう世間の人に顔が知られてる。

スクールの生徒が通るたびに、
背中を向けて顔を見られないようにした。

はっきり言って、
心臓に悪い。



堂々と入口から入るわけにいかないし…

レッスンが終わるまで、
こっそり待つことにした。
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