Reality~切ない恋の唄~
「おはよ。」

麗さんは少し照れたように笑った。

久しぶりに笑顔が見れて安心したし、
珍しく女の子っぽいリアクションが可愛いなぁって思った。



「桜井の所に乗り込んでくる。」

社長を呼び捨てにした遼さん。

「行くぞ。」

麗さんをリードして歩く姿は、
すごく男らしく見えた。



「遼さん!」

二人の姿に見惚れてる場合じゃない。

私だって社長に一言いいたいんだ。



「私も連れて行ってください。」
< 353 / 372 >

この作品をシェア

pagetop