Reality~切ない恋の唄~
聴こえてくるジュリア様の曲を小さな声で歌いながら、リズムに合わせて体を動かす。

そうしなきゃ、
カチンコチンに固まっちゃいそう…。



渡されたマイクを胸の前で握りしめると、幕に寄りかかるようにして大きく息を吸った。



「肩あがっちゃってるよ。」

誰かが後ろから
私の肩を揺すった。

「麗さん!!」

衣装を変えたStreamが
慌ただしく入ってくる。

「もっと力抜かないと!」

麗さんは私の肩をポンと叩くと、スタッフからマイクを受け取った。



ステージの照明が落とされた。

「では、お願いします。」

スタッフが合図を出す。



Streamの後に続いて、
ステージへと歩き出した。
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