Reality~切ない恋の唄~
電話が終わると、
橘さんは疲れた顔で振り返った。

「橘さん、本当にすみませんでした。」

私は立ち上がって、
頭を下げた。



「僕には謝らなくていいんだけど…」

頭に手をやる橘さん。

「ジュリア様に謝りにいったほうがいいと思うよ。」



ジュリア様に…!?

ジュリア様には挨拶しただけで、ゆっくり話したことは一度もない。

目の前にジュリア様がいるのを想像するだけで、背筋が凍りそう…



でも…

今謝らないと、
もっと大変なことになる。



「わかりました…
ジュリア様のところに行きます。」
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