俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


ちょうどいいな。


俺はそのままアイツを抱えてベッドに押し倒す。


真下にあるのはリンゴみたいに真っ赤な顔。


「……なっ、なっ、何すんのよ!!……ど、ど、退いてよ!!」


さっきまでの強気はどこに行ったのか、動揺してるのがわかりやすすぎる。


「イヤだね。倒れそうになったのを助けてやったんだろ?」


アイツは何か言い返したそうに口をもごもごさせるが、たぶんコイツの思考はフリーズしてて何も言葉が出てこないんだろう。


本当に、いつまでたってもコイツの反応は面白いよ。


やっぱ、俺とコイツの関係は、こうじゃなきゃな――。


「俺にあんな態度をとった分、お仕置きしないと、なぁ?」


俺はコイツの顔を見下ろして、とびきりの営業スマイルでニコリ。


「えっ、ちょ、イヤァァァ!!ふざけんなぁぁぁぁぁぁ!!」



―――End―――

< 346 / 348 >

この作品をシェア

pagetop