俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
あの男に文句言ってやる!!
そして男が立っていた方を向くと、
……いない…。
あたしはすぐに周りを見渡した。
発見!
黒いワゴン車に乗ろうとしている最低男を。
ただでは帰さないんだから!
「ふざけんじゃないわよっ!!」
あたしは走りながら叫び、そして一発パンチをお見舞い、
……しようとしたが、あっさりと最低男に拳を受け止められた。
「まったくうるさいな。俺みたいのにキスされたら嬉しいだろ。」
カッチーン!!
この野郎――!!