大嫌い・大嫌い・大嫌い、大好き

愛はさらにバカにした顔をしてきた。


一人で跳ね上がっているあたしとは大違い。
あたしがなんで騒いでいるのかすら気づいてない。

バカにしたいのはこっちだっつーの。



「覚えてないの?あたしたちのヒーローだよ!ヒーロー!!」


「あっ!」


「やっと分かったの?!」



目の前にその人がいることが信じられない。

目の前と言ってもどちらかと言えば離れているのにすぐ分かった。

高校で再開できるなんて。


これは神様がくれたチャンスだよ!


あたしに女神がほほ笑んだ!?


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