結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
Act24 失われるモノ

~神side~

 俺と若菜は病院に向かった。


 俺たちは津村の入院する病室に駆け込んだ。


 「…大丈夫か??津村!!」


 津村は頭に包帯を巻いていたが意識はあった。

 俺たちの姿を見るなり…体を起こした。


 「寝てなくて大丈夫か??」


 「はい…グルグルに包帯してますが…怪我はたいしたありません」


 そう言っていたが…津村は頭を少し動かしただけで眉根に皴を寄せた。


 「いいから…寝ていろ」


 俺は強引に津村を寝かしつける。
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