結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 私が家を出た頃…生後3ヵ月だった聡も満1歳。


 最近…よくつかまり立ちをする。


 私たちの座るソファーの隅を手で掴み…お尻をあげてつかまり立ち。


 『出来たぞ!!』


 と満面の微笑みを私たちに向ける。


 「……神さん…本当に若菜のことをよろしくお願いします」


 「お母さん……!?」


 「……俺の方こそ…若菜には色々と苦労をかけて申し訳なく思っています」


 神……さん!?


 「俺の方こそ…若菜に支えて頂いています…」
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