結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
私たちは契約通り…結婚の約束を交わす。
向かった先は…わ、私の自宅だった!!!?
10日ぶりに戻る…我が家。
タクシーの中で私は緊張で身体が固く強張ってしまった。
「クーリングオフ出来るようにしたけど…君はナマモノだから返品出来ない
ね~」
私を食品のナマモノ扱い。
それにはぷっと笑いが漏れる。
神さんは緊張してる私をリラックスさせるために変なこと言っているのは明らか。
「こわれもの注意……女性はデリケートだから…」
「……」
神さんと互いの利益を求めた結婚だけど……こんな人と本当に結婚したいと思った。
優しくて私を包んでくれる男性。
そんな人が……私の理想の旦那さま。