結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 既に…神さんの名前はサインされていた。


 印鑑もボールペンも用意されている。


 「……不思議なもんだ…こんな紙で…結婚がカンタンに出来るんだから」


 私も神さんと同じコトを思っていた。

 「……世間的には…夫婦…でも…契約通りでいい」


 「え、あ……」


 私たちは一緒に住んでもう2週間…。

 神さんは私に手を出そうとはしなかった。


 互いの利益だけで…成り立つ結婚。



 私は本当に利用されているだけ……。


 
 私もサインした。


 私も…神さんを利用しているだけ…でも現実が…私の心を突き動かしていた。


 
< 75 / 240 >

この作品をシェア

pagetop