My Romeo & Your Juliet 【完】
「本当に男慣れしてないんだな」

あたしはタオルから少しだけ顔を出して先輩を見上げる。

「お前って、可愛いな」

意外なセリフと先輩の笑顔に動揺するあたし。

上半分だけ顔を出したまま、口元にギュッとタオルを押し当てる。

「いや…何でもない」

先輩はうつむき加減で笑顔を見せると、あたしに背を向けて歩いていく。

先輩の姿が遠ざかってから、やっとタオルを離した。



先輩はあたしのこと簡単に見抜くのに…

あたしには、先輩の考えてることがわからない。

先輩はあたしのこと、どう思ってるんだろうか。
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