My Romeo & Your Juliet 【完】
「あたし、演劇部に入ってよかったです」

満足そうに目を細める岡崎先輩。

「岡崎先輩には怒られてばかりだったけど、毎日楽しかった…」

あたしは岡崎先輩へ、まっすぐ歩いていく。



「先輩と一緒だったら、あたし変われるんじゃないかって…

もっと自分に自信が持てるようになるんじゃないかって思ってました」

あたしは強くなれたんだろうか。

もう自分の気持ちから逃げたくない。

このまま、終わらせたくないんだ。



「あたし…岡崎先輩のことが好きです」
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