これが僕らの愛のかたち 【短編】
僕らはその後、
巨大絵画前まで戻ってきて、
二人がけのソファに腰掛けて、
声を潜めて話をした。

僕がガイドのおばさんから仕入れた話を
彼女は興味深そうに聞き、
僕は彼女から
巨大絵画の作者について
詳しいプロフィールを教えてもらった。


「このくらいの大きな紙をあげるから、
そこに好きなものを書いてもいいよって
言われたら何を書く?」

彼女は巨大な絵画を見ながら、
僕に質問した。


「こんなに大きい紙をもらっても
何を書いたらいいのかわからない。
僕は絵が得意でもないし。
君は?」  
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