投げた恋ボール
3度目の夏

球児の夏Ⅲ

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今年の自由曲と先生の指導、みんなの返事が、音楽室に響きわたる。


「今日の練習は以上。お疲れさまでした。」

「「ありがとうございましたッ!!」」


先生の号令とみんなのあいさつによって部活が終了した。


私は急いで楽器を片づける。



「菜々美ッ!!!急いで!」

「はい、はい。」


そう、今日は拓馬の甲子園予選1日目。


菜々美と応援しに行くんだ。


拓馬の幸せに私はいないけど、近くで応援していたいから。


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