投げた恋ボール
冬の唄
今日から冬休み!!


でも、拓馬とは相変わらず話さないまま2学期が終わってしまった。



拓馬を見るとこんなにも心臓は脈を打ち、

うるさいくらいに喜ぶのに。



話さないのにも慣れると、それがまるで、

初めからそうであったかのようになるんだ。





________もうこの恋はやめよう_________




そう言ってわり切れるほど気持ちは簡単じゃない。

頭ではわかっていても思い出は私を臆病にする。



恋を終わらせようとしても、拓馬が頭から離れないんだ。

まるでもっと好きになるように。







私は校門を出た。

冬休みが終わればまたもとのように戻れることを信じて。。。




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