声の届く場所。
目の前をスローペースで


歩くクラスメイト。


戸田さん、だ。 思わず息を飲むと、


こちらに気付いた。 向こうも、俺と同じように


驚いたように息を飲んでいた。


推測だが、多分、隣家の野中の家から


出てきたんだろう。
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