声の届く場所。
そうも思いつつ、着いてみると。


・・居ないなあ。


「羽衣ちゃん、岡原くんは良いの?」


「ん? ていうか、今から陽汰見に行くんだよー。
ほら、陽汰の家ってお菓子屋さんじゃん?」


「あ、そっかぁ! 岡原くんが手伝いしてる所を、
皆で見に行こうって事かあ」


「そうそう、じゃ出発ー」


おー、と羽衣ちゃんに続きながら歩く。


お菓子屋さんか、いいなぁ。


無料とか・・いや、割引で


食べれたりしないかなぁ。


友達ですって言って。  


なーんて。
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