声の届く場所。
カランカラーン♪


羽衣ちゃんが扉を開けると、鈴の


軽やかな音が響いた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・頭に響く音だな」


急に後ろから声がして、ちょっと・・



いや、大分驚いて、勢いよく後ろを向く。


・・・・あぁそうだ、山田君。


何か読書をしながら歩いていたみたいで、


すっごい静かだったからなあ。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・戸田さん、何か?」


「い、いやっ、何でもな」


「おっじさーん、遊び来たよー! あと序で、

陽汰も居るー?」
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