悪魔なキミと愛契約

私は、昨日と同じように両側をメイドに固められヘイリの待つ部屋へと向かった。


部屋にいたヘイリは、優雅に紅茶を飲んでいた。


「おや。
早いな、人間」


わざとらしい言い方。


ムカつく、横目。


昨日、コイツの記憶を覗いてから、一層うけつけなくなった。


声すら聞きたくない。


ルカと同じグリーンの瞳を見ただけで腹が立った。


「昨日は、どんな夢を見た?」


「………」


「大切なルカは出てきたかな?」


コイツ……


「どうだ?
自分のその手でルカをやった感想は」


ドクン――ッ!!!!


「さぞかしスッキリしたであろう?」


やめろっ……


「いくら夢であろうと、あれは貴様の意思でやったのだぞ」


やめろっ……


「止めを刺すまで、ルカのことを殺したいと思っていただろ?」


やめろっ!!!!





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