なんで伝わらないかな…
「結子ちゃんは本当に頑張ってるね。



えらいえらい!」
そう言って奏斗先輩は優しく頭をなでてくれた。
奏斗先輩は本当に優しい。

たまたま図書館にいた私に勉強を教えてくれるなんて……



私…奏斗先輩のこと

好きになってる。


だから…私は

早く奏斗先輩から離れなくちゃいけない。




だって…
私が好きになった人は皆



不幸になってしまうから…

私は…


幸せになんかなっちゃいけない。

ごめんなさい。
奏斗先輩。
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