タイトル未定


たどり着いた場所は街の南の外れにある海が近い場所。


そこにデンと立ったコンクリートの三階建て。

チームと言われて想像したのは、シャッターがあるデッッッカイ倉庫。

でも事実、倉庫は実在していて、このコンクリートの建物は訳ありで家のないメンバーのために借りた建物らしい。

ってことは近くに倉庫もあるのかな?



「顔が固まってるぞ?ぷっ……ほら怖くねぇ」

複数の下品な笑い声と、下に散らばって停められたカラフルでデッカイバイク達に私はすっかり萎縮していて、お兄ちゃんに手を引かれてやっと歩いていた。


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