initial
真優は、先輩にぶつかってしまったという事実と、さっきとの笑顔の違いになおさら動けなくなってしまった。
そんなことを知ってか知らずか、真優の動かない様子を見ても何も言わず、
「じゃあ、キミ、お仲間の飼い猫には首輪をちゃんと付けとくべきだよ。」
と、立ち去り間際に詩織につぶやき、
「じゃあ、真優チャン、またね。」
そう、真優にはいい、きれいな身のこなしで、その男の人は去っていった。
メニュー