Long Road
「Hi!」

キャシーだった。

久しぶりの英語に我に返った。

わたしも、彼女の笑顔につられて笑い返した。

久しぶりに会った彼女は、以前の長かった髪をボブにまで切っていて、

とても大人びて見えた。

アジアンテイストの個性的なサマードレスを身にまとい、

すっきりとした笑顔で笑う彼女が、なんだかとても眩しくて、

羨ましかった。

彼女の時間は確実に動いている。

それを感じて、ただ眩しかった。




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