Clear.




「 もう!出てって! 」




胸の前で両手を交差させて
足でドアを指すと
龍弥の手が 足を掴んで





「 俺に指図していいわけ? 」





と、ニヤリと笑った。





「 ・・・今日は、やけに笑うんだね 」


「 なんだよ?悪いか? 」


「 そうゆうわけじゃないけど・・・
  海くん、溜息ついてたよ? 」





龍弥はあたしの足から手を離すと
ベッドに腰掛けて あたしに背を向ける。





「 ま、海にも色々あんだよ。
  とりあえず服着ろ 」






・・・・・・うまく、はぐらかされた?





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