Clear.

想い





「 ・・・・麗華 」




あたしの手を優しく包んだ龍弥は
すごく真剣な顔をしていて
月明かりに照らされた金髪が
綺麗に光っていた。







「 俺で、いいのか? 」


「 え? 」


「 こんな男で・・ 」






───────龍弥・・・
なんで、そんな悲しい顔するの?






「 あたしにとって、龍弥は
  世界一ステキな人だよ? 」






これが今のあたしの精一杯の告白。





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