Clear.





「 ほらね♪ 」




お酒で酔っているのか
ガラスの割れる音がしても
怒鳴り声が聞こえても
紫さんはニコニコしていた。





「 ん~、麗華ちゃん~ 」


「 ゆっ・・紫さん? 」





完全に・・・紫さんじゃなくなってる・・?
紫さんはあたしに抱きつくと
ニコニコが増していた。






「 山本様・・他のお客様が・・・ 」







個室に入った理由は、これかな?
尚も暴れ続ける”山本”を
止めに入る店員さんの声は
少し震えている気がした。






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