Clear.




「 行くぞ 」


「 場所、分かるの・・・? 」


「 大体、な 」




自慢の大きなバイクに跨って
あたしを後ろに乗せる。
大きすぎるエンジン音は苦手だけど
振り落とされないように
彼の体に無条件に抱きつけるのは
─────────嫌いじゃない。




「 なに顔赤くしてんだよ 」


「 なっ・・早く行こうよ! 」


「 ヘンタイ 」


「 もう!いいから! 」




こんな人と一緒にいるから
あたしにも変態が移ったんだ・・・!








・・・・・・









・・・・・・・・・・・・・・








< 263 / 281 >

この作品をシェア

pagetop