Lovers Again~永遠の愛をもう一度~
優しい百合山…。

不器用だけど…優しい…。


あたしは屋上でずっと…百合山の胸で泣いた…。


でも……どんだけ泣いても…泣いても…足りなかった…。


苦しくて…。辛くて…。


もう…雅弥は…―――
あたしの名前を呼んでくれない…。


笑顔も…あたしには向けてくれない…。



神様は…どうして…

こんなにも…イジワルなんだろう…。


神様は…どうして…あたしにイジワルばかり…するんですか?



「大丈夫か??って…大丈夫じゃないよな…でも…何があったか、教えてくれねぇか?」


「…………」

「言いたくねぇんなら別に無理して言わなくていい……」

今なら…百合山に話せる気がした…。
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