[完]不良二人に愛されて












泣いたのは、もう何年ぶりだろうか。











恋がこんなに苦しくて切なくて苦いもんだとは知らなかった。









「俺は、乙女かよ…………」










この時、誰かのためを思って泣いたのは親が死んでから初めてだった。











「好、きだ……も、え……」











あと少しだけ…好きでいさせてくれ。











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