星の数の恋よりも月と同じくらいの恋



―♪~♪―



家のチャイムが鳴る



「鍵、あいてる」



と、答えるとピョコと悠陽と紫惟が
玄関から顔をだしている



「退院したばっかなんだから、
実家に行けばいいのにな」



なんて、言いながらも紫惟は入ってきて
その後ろちょこちょこおついて歩く
悠陽が口を開く…



「悠諳にぃ、
今日はお見合いなんでしょ?
僕、応援してるから頑張ってね」

「お見合い!?誰が!?紫惟、お前、
悠陽に吹き込んだのか…?」

「あはは……、
なんて言っていいか解らなくて…?」

「紫惟!!
悠陽、にぃはお見合いしないよ?
ただ、お友達になってくるだけだよ」

「そっか、紫惟にぃ嘘ついた」



悠陽からの問い詰めは厳しいのに
ドンマイ…





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