私の彼は20才の高校生
出会い

あり得ない出会い

もうなんで早く起こしてくれなかったの?



私は階段をかけおりる。



「もう時間ないから、朝ご飯いらない。」



「あずみ又そんな事言って、何回も起こしたのに。」


母の文句が又始まった。でも今の私にそんなの聞いてる暇はない。



私は急いで顔を洗いボサボサの髪を直し、鞄をかかえ玄関を飛び出した。



バス停まで走らなきゃ間に合わない。



今日遅刻したら、完全に罰掃除する事になる。



そんなの嫌だ。



走るのは苦手だが私は必死に走る。



歩道を走る私の横を、真っ赤なスポーツカーが走る。



「何? 」



私がそのスポーツカーを睨むと、キキーとブレーキを踏む音。



私は驚き足が止まった。





< 1 / 201 >

この作品をシェア

pagetop