私の彼は20才の高校生

数馬の真実

俺の後ろに付いて来るあずみ。



俺の愛しい人。



俺はあずみの為に変わった。



あずみに俺を信じてもらいたい。



俺の熱い思いはあずみに届いているのだろうか?



普通なら気づくはずた。



たけどあずみは普通じゃないからな。



かなりの鈍感。



すべてに対して鈍感。



あずみは見た目も綺麗だけど、心の中まで澄み切っている。



二年前の俺は手を出す事なんて出来なかった。



だから俺は必死だったんだよ。



おまえに似合う男になりたくて、



かなり頑張った。



こんな事カッコ悪くて、あずみには絶対知られたくないけど。



なんだか切ないよなぁ。



すぐそばにあずみがいるのに、



この手で抱き締められないなんて。




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