私の彼は20才の高校生
数馬がいてくれればいい。


多分京一の事を本当の兄と思える日が必ず来る。



しばらくすると、又ドアがノックされた。



私の担当医の渡部先生が入って来た。



頭を強く打っている為二三日の検査入院が必要な事。


足は軽い捻挫で済んだ為一週もすれば普通に歩けるようだ。



良かった。



数馬も安心したようだ。



数馬心配かけてばかりで本当にごめんね。



私にとって数馬が、こんなに大切な人になるなんて思ってもみなかった。



あんなにいい加減で、女たらしの数馬がなんだか笑えちゃうよね。



数馬が不思議そうな顔をする。



「あずみ今日は泣いたり笑ったり忙しいな。」



「うん。数馬がそばにいてけれたら、私多分笑っていられるから。」



「あずみそれって愛の告白?」



「うーん分からない?」



「分からないってなんだよ。」



だって本当に分からないんだから。




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