私の彼は20才の高校生
夏休みの終わり

退院

私は春菜さんが病室に来て二日後に退院した。



美香には連絡しなかった事を散々叱られた。



だって検査入院だし大袈裟にしたくなかった。



久しぶりに帰った我が家?


嫌違うだろう?



ここは数馬の家なのだから。



数馬はいっそここに住んじゃえばと言ってる。



いえいえそれは駄目でしょう。



数馬と居間でくつろいでいると、ミカさんと瑠璃さんが来た。



私はミカさんにあいさつしょうと立つと、



いきなり抱きしめられた。


「あずみ良かったね。心配したんだから。」



ごめんなさい。私一つ間違えば大怪我をしてた。



そんな事になったら、大変な事になった。



「ミカさんごめんなさい。私慌て者、いつもみんなに心配かけてばかりで、


もう少しでショーが台無しになるところだった。」



ミキさんは微笑んで、「このショーはあずみでなきゃ駄目だから、


仮にあずみが怪我して駄目でも、回復するまで待つつもりでいたから。」



私は嬉しくて涙が溢れた。



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