私の彼は20才の高校生

京一への思い

食堂はかなり混雑をしていた。



美香が席を探してくれ、あずみと向かい合わせに座る。



あずみは自分のお弁当を広げた。



美香は食堂の定食を食べると言うので、俺の分も頼んだ。



あずみは俺の見ようともせずお弁当を食べだした。



このまま無視されるのが嫌だったので、



「昨日京一に会った。」



その一言であずみが俺を見た。



なんだよ。その顔反則だろう。



あずみの目から涙が溢れた。



「ごめん泣くなよ。」



「京一とは日本に帰って来たら、必ず会う約束をしてたから。」



あずみは鼻をすすりながら、


「そうなんだ。京一元気にしてた?」



「あぁ元気だったよ。あずみの事心配してた。」



京一が私の心配してた。



そんなはずはない。



東京へ行って1ヶ月以上立つのに何も言って来ない。


携帯番号もアドレスも変え、私からの連絡を拒んでいる。



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