私の彼は20才の高校生
思わぬ転回

バス通学のはずが

数馬の家で夕食を食べ、帰ってきたのは21時過ぎ。



それから宿題をして、お風呂に入ったのは23時を回っていた。



その日中々寝られず、気がつくと明け方。



そこから眠ってしまい、又朝が起きられず、



母に怒鳴られ階段を降りた。



「ああ眠い。朝ご飯いらないから。」



「もう毎日毎日ギリギリまで寝て、いい加減にしなさいよ。」



朝から怒らないでよ。頭が痛いんだから。



「あっそれから、夕食いらないなら早めに連絡してよね。」



昨日いろんな事有りすぎて、すっかり連絡するの忘れてた。



「ごめんね。これからは必ず電話するから。」



やばい急がなきゃ。



急いで歯磨きをして、ボサボサの髪を二つに結んだ。



そして鞄を抱え、玄関へ向かった。



玄関先に車の音。



まさか数馬?



玄関のドアを開けた。



やはりそこに数馬がいた。


真っ赤なスポーッカーに乗った数馬がいる。




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