空の下、君と。
空に近い場所






それは桜が舞い散る季節のこと。


親の都合で清城高校に転校することになった。

ただでさえ人と話すのがにがてで人見知りしてしまう私。

前の学校で上手くいってたのに親の都合で転校するなんてサイアク…。



前の学校は自然が豊かで森がきれいで青空がきもちよくって。


それなのに転校するなんて納得いかない!




「転校先では前の学校より青空きれいだったりするのかな…。」


転校初日。教室のドアの前で待機する私。
すっごく緊張するよぉ…。

すると教室のドアが開き先生が「入り入り」
と、いうように手招きしてくる。


一歩踏み出し教室の中をぐるりと見回す。
今日からお世話になるんだ。



黒板の前にたち先生が軽く自己紹介をした。

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